興味と関心を持ったこと、どんなことでも調べてみる、または書いておくための自分用のブログ
今年の4月から全国学力調査が復活するということで、「予備調査」というのが実施されたらしい。それで、新しい問題は今までの問題よりははるかに読解力や記述力が必要になるらしい。現場の先生の中には、戸惑いが広がり研究者たちは評価しているということだ。
PISAという国際的な学習到達度調査で、日本の子どもは読解力や数学的リテラシーというのが低いという結果が出て、学力低下というのがすごく問題になったのだ。
確かに、子どもたちのそういう力は高くはないだろうな~、という予測はつく。あんまり考えずに感覚で反応する、というのが社会に蔓延してるもの。計算そのものの力だってもちろん大切なんだけど、自分で考えるということをあまりにも軽視している結果、こうなっているんだよ。そう簡単には解決できないだろうけど、落ち着いて本を読んだり人の話を聞いたりすることがもう少し社会全体できるようにならないといけないだろう、ということは想像がつく。
学校では試験や大学入試のために勉強している、と思っている人が多いんだから、試験の問題を変えることは確かに普段の授業を変え、生徒に期待する学力も変わるのかもしれない。そういう意味では今現在の先生方にとっては対処しにくいテストなのかもしれないけど、学校教育が変わる一つのきっかけにはなるのかもしれない。
最近よく見かけるのが、子どもに経済の実際を教えるということで株取引をパソコンなんかでやらせる、というのがあるのだけれど、あれは良い教育と言えるんだろうか。確かに、株の取引というのはこういう風にやって、自分の買った株が上がれば儲かるし、下がれば損するというのはよくわかるだろうけれども、実際の労働から得られる報酬というには程遠いものだ。それを体験させても子どもが自分の体を使って何かを作ったり働くという実感とは全く違う。あんなはっきり言って姑息ともいえるようなことでお金を儲けるのがまっとうな仕事だ、と子どもに勘違いさせるようなことはもっと後になってからでいいような気がする。まじめに働く気がなくなってしまうよ。
人間は生身の体があって生活してるんだから、そこのところがもっと感じられるような体験をさせたほうがいいような気がするなあ。
早寝早起き朝ごはん」と学校の成績の間に強い関係があることが、改めて報道されている。今日の朝日にも学力順生活習慣ランキングが出ていた。
ベスト3
ワースト3
テレビのし長時間は長くなるほど学力テストの成績は下がる。得意5時間超だと、極端に成績が低いらしい。朝食をいつも食べない層は学力テストだけでなく知能検査も良くないらしい。家族との対話も大切。
家ではいつも一緒にご飯を食べているけど、会話はどうだろう。ちょっと少ないかも。もう少しいろいろなことを気楽に話せると言うことは本当に大切だろうな。
少し前には学級崩壊というのが問題になったけど、校内暴力だって。同じ児童が何回も教師への暴力を振るっているんだそうです。昔、と言ってもそんなに前ではないけど、20年ぐらい前は中学校は悪くても小学校にはそれほど大きな問題はなかった。それが一体どうしてこんな風になってきたか。原因はいろいろあるんだろうけど、大きいのはやっぱり家庭だろうな、と思う。情緒的に安定していなければ勉強なんかできないだろう、というのが私の意見。授業中落ち着いて座っているとか話を聞くとか、当たり前のようにみんなできていたものだが、いまやそんなことはない。よっぽど何かを変えて行かないと、今までのような教育の仕方では学校教育は成り立っていかなくなるのかもしれないなあ。
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